DVD『妖怪大戦争』を見る

いやー、だいぶ前に購入していたのですが、ようやく見れました。
期待に違わぬ面白さで満足。「三池作品にハズレはない」という自分内評価をさらに確信しましたね。
妖怪の造形はもっと頑張れたんじゃないかとも思いますが、制作費がほとんどCGに行ってしまって、そっちにはあまり回らなかったのでしょうか?
ところで、終盤で“妖怪大翁”こと水木しげる翁が、

「戦争はいかんです。腹が減るだけです」

と言うシーンがあるのですが、これがよかった。
西原理恵子の『毎日かあさん』の最新巻(第3巻)で、西原さんと『アンパンマン』の作者やなせたかしさんの対談が載っていて、そこで、やなせさんがこの映画の妖怪大翁(というか水木さん)の台詞とほぼ同じことをおっしゃっていました。
自分の中でそれらがシンクロして、「やはり、戦争を直に体験したり、戦地に行ったりしていた人の言葉は重みが違うなぁ」と感じました。
無駄に腹が減るようなことはしちゃいけません。