KAT-TUN

「うたばん」を見てて思ったこと。
彼らには、他のジャニーズのグループにありがちな「えーと、君はホントにジャニーズなの?」という人が居ないのだな。
ルックス的には全く隙がない。
それでいて、浮足立ったところがあまり感じられないのは、全員20代というアイドルとしては比較的高い年齢なのもあるけれど、グループ結成から5年の月日を経てCDデビューするという事情も関係しているのだろう。
つまりは、精神的にも「しっかり大人」なのだ。と思う。
もちろん、口を開けば「今時の若者」ではあるのだけれど、なんというか、たたずまいがすごく落ち着いていて、見ていて安心感があるのだ。
自然な、いやみの無い「大物感」があるというか。
思うに、結成からデビューまでに間があったために、彼ら自身が「等身大の自分」を見つめることが出来たんじゃないだろうか。ただ、「等身大」と言っても、「アイドルの等身大」である。
「敵を知り己を知れば、百戦危うからず」なんて言葉があるが、「己を知ったアイドル」はまさに無敵だろう。
僕は別に彼らのファンでもなんでもないが、彼らは、久々に登場した真の意味での「アイドル」なのだろうなぁ、と思う。


さて、彼らのデビュー曲については、うちの奥さんいわく「少年隊の『仮面舞踏会』の頃みたいな雰囲気」だって。
うーん、そうかも。
それは多分、スガシカオ(作詞)と松本孝弘(作曲)という職人二人がちゃんと仕事をやったんだ、ってことでしょう。