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MARILYN MANSONやBEASTIE BOYSを聴いてると、確かに人を殺したくなるよ(半笑)。

日記

だって、彼らの音楽は世界の真実(のある側面)を確実に切り取って見せるから。この世界がいかに歪んでいて、醜くて、どうしようもないものであるかを描いているから。そして、僕やあなたがその世界の構成員であることを突きつけられるから。だから、彼らの音楽を聴いて、死にたくなったり、人を殺したくなったりしても不思議じゃない。
でも、それと同時に、そういう音楽があることによって救われる人間がたくさんいるんだよ。その音楽を糧に生きていこうと思える人っていうのは、本当に居るんだ。比喩でもなんでもなく。
何が言いたいかって言うと、その音楽から何を受け取るのかはその人次第で、音楽そのものに罪があるかのように言う奴はバカだ、ってこと。少なくとも、僕は、バカだって思うよ。



MARILYN MANSONのファンが人を殺したとき、世間の一部はあたかもMARILYN MANSONにもその責任があるかのようにはやし立てることがある。でもさ、僕はKAT-TUNが大好きな万引きの常習者を知っているけれど(正確には「知っていた」だ)、その人がKAT-TUNを好きだったから万引きした、なんて言う人はあんまり居ないよね。そんなことを言う人が居たら、笑われるだけだろう。だけど、日本国内においては、MARILYN MANSONなんかよりKAT-TUNの方がはるかに影響力が大きいと思うんだけど。*1
というか、犯罪者の音楽の趣味を統計的に調査したことってあるのかな? 僕は、ヒットチャートの内容とさして変わらない結果になると思うけれどね。
あるテレビ番組*2が、MARILYN MANSONを「悪魔崇拝を売りにしたバンド」と紹介していて、思わずのけ反ってしまった。いやあ、前からひどい番組だと思っていたけれど、ここまでひどかったとは。音楽の影響云々を語る前に、正しい知識を持って欲しいものだ。以後、この番組の情報は一切信用しないことに決めた。
ところで、その同じ番組で、例の母親を殺害した(その後切断した頭部を持って自首した)少年が、自首する直前に見ていたのがBEASTIE BOYSのライブDVDだったことに絡めて、「そのBEASTIE BOYSのある曲のプロモーション・ビデオの中に、人間の首が切断されるシーンがあった」とそれこそ鬼の首でも取ったかのような口ぶりで報道していたのだけれど(さらに犯罪心理学者だかの肩書きの人が、「少年が以前にこのビデオを見ていた可能性は高いですね」とかなんとか付け加えてさえいたのだが)、そのビデオがこれだ。*3

Beastie Boys - Body Movin' (Fatboy Slim Remix)

つーか、こんなおバカなビデオを見ていたとして、だからなんだって言うんだろう? 番組内ではこの映像は流れなかったのだけど、流していたらこの番組こそがいい笑いものになったんじゃないかなぁ。
あと、同じBEASTIE BOYSの“Fight For Your Right”の歌詞にも言及して(分析して)いたけれど、あの(ある意味)完璧なパーティーソングに、分析に足る何かがあると考えている方がどうかしているとしか思えない。いや、あの曲は最高だし、大好きだけどね。
これね。↓

Fight For Your Right by Beastie Boys

この当時のBeastie Boysは、確かにろくでもない連中だった。今では随分落ち着いて知性的ですらあるってのに。
で、だから何だっけ?
あぁ、このビデオ見てたら、パイ投げがしたくなったな(笑)。


追記

…とか書いてたら、今度はホラー映画のDVDが押収されたとか、そういう話になってきたらしい。もう、どうでもいいです。

*1:関係ないけど、MARILYN MANSONを非難するアメリカの宗教団体は、全米ライフル協会に対しても非難を浴びせているのだろうか。誰か知ってたら教えて下さい。

*2:名指ししてもいいけど、それすらする価値がない。

*3:もちろん、少年が事件後に見ていたというDVDにこの映像は含まれていない。そのことは番組内でも触れられてた。