今年見た映画で印象に残ったものを何本か。

と言っても、今年は映画館に全然行けてないので、本数自体片手で足りるかどうかぐらいしか観てないんだよな。もう自称「映画好き」とか言えない。「趣味は映画鑑賞」ってのもやめるか?
ま、あんまり映画館に行かなくなったのは、子どもがまだ小さいと連れて行けないので、そうすると必然的に一人で見に行くことになるんだけど、いや一人で見に行くのは全然構わないのだが、奥さんに対してちょっと遠慮してしまうところもあって…。いや、子どもの面倒は俺が見るから遊びに行っといでよ、ってこともたまにはやってるのだけれど、それでも気が引けると言うか…。まぁ、いいや。


一番最近見に行ったのが『ヘアスプレー』

映画「ヘアスプレー」オリジナル・サウンドトラック

映画「ヘアスプレー」オリジナル・サウンドトラック

たしか、yukiさんがレビューを書いてたはず、と探したらあった。→http://yuki19762.seesaa.net/article/68225759.html
なんなら、リンク先の記事だけ読んで、僕の記事はもう読んでもらわなくてもいいぐらいかもしれません。キャスティングもストーリーもあちらの方が詳しいので参考になるしね。あと、映画がらみの画像を使いたかったので、サントラの紹介ものっけましたが、別にここで買ってもらわなくてもいいです。買われる方は、リンク先の記事からどうぞ。
でも、いちおう僕の感想を書いておくと、いやー最高でした。楽しかった。ちょっとウルウルしちゃいました。って馬鹿丸出しな感想ですね。僕は本数はあんまり観てないんですが、どうもミュージカル映画が好きみたいです。というか、今まで見たミュージカル映画で、それがミュージカルだからと言う理由でつまらなかった、ということがないんですね。なので、ミュージカルがそもそも嫌いだと言う人にとっては、僕の意見は参考にはならないでしょうね、たぶん。
主演のニッキー・ブロンスキーという新人女優さんが演じるトレーシーという女の子は、まぁBigというかFatな外見なんですが、「いやでも、この子、普通に可愛くない?」と思いました。僕は別に太ってる子が好きという嗜好はないと思うんですが、こういう女の子の魅力に気付かない周りの男子が居るとしたら、そいつらはバカだよな、と感じます。だから、テレビ局の重役の娘(金髪美人だが性格が悪すぎ)を振ってトレーシーを選んだ彼は賢いな、と。
1960年代のボルチモアが舞台なんですが、ちょっと気になったのが字幕の処理。白人の若者ばかり登場するテレビ番組が、月に一度黒人の若者だけを登場させる日があって、「ブラック・デー」と字幕では訳されていたのですが、実際の台詞では全部「ニグロ・デー」って言ってるんですよね。まぁ、今の日本でニグロという言葉を使っても、ピンと来る人が少ないせいなのかもしれませんけどね。ちょっと誤解を招きそうだから、かもしれません。いずれにせよ、些末なことです。ただ、気にはなりました。
それから、yukiさんも絶賛する(してますよね?)クイーン・ラティファの歌が本当に最高です。この人の歌で2回泣きそうになりました。いや、泣きました。あと、ジョン・トラボルタはちょっとやりすぎ。それも最高ですが。


『クローズZERO』はもう少し前に見た。

「クローズ ZERO」オリジナル・サウンドトラック

「クローズ ZERO」オリジナル・サウンドトラック

やっぱり、三池崇史映画に外れはないな、と強く確信した一本。
高校生たちが、学校を誰が仕切るかを決めるために日夜喧嘩に明け暮れる、というような実際のところ漫画だからOKな設定を強引かつスマートに仕上げる手腕はさすが。
こういう不良とかヤンキーが主人公の映画って久しぶりに見たな。あ、ヤクザが主人公の映画なら結構観てるか?
まー、しかし、出てくる男どもがもうみんな(いい意味で)バカばっかりで本当に最高だな! 中でも最高なのはやべきょうすけに決まっているけれど、小栗旬とか山田孝之とかもよかったよ。俺、小栗旬ってあんまり好きな役者じゃなかったけど、これ見て好きになったよ。いや、かっこいい。
あと、この作品の最初と最後にTHE STREET BEATSのライブ映像が入っているんだけど、他の作品ではそういうシーンは作り手の自己満足以上のものを感じないことが多い。でも、この作品ではアリだったな。映画のテーマと曲とがかなりシンクロしていたからだろうか。逆に、女優さんは本当に影が薄くて可哀相なくらい。女優さんが一人も出てこなくても、きっと全然問題なく成立してたな。



あと、もう少し書いときたい作品があるので、それはまた後で(ひょっとしたら後日に)。