「正義」ってなんですか。

それは、例えば昔(今はどうなってるのか知らない)の特撮ヒーローものの中にしか存在しない、つまり、架空のものです。
…ということに気が付いたのは10代半ばの頃のことで、それからはずいぶん気持ちが楽になりました。「正義」なんてものを信じていたときは、息苦しくてしょうがなかったから。
というか、「自分」=「正義」じゃないといけないと思い込んでしまっていて、そうすると、自分のいたらない部分を取り繕うために無理がくるし、他人にも寛容になれないし、まともなコミュニケーションができなくなるうえに必要以上に疲れます。(疲れてました。)まぁ、普通はもっと早く分かることなのかなぁ、という気もしますが。
そういう変な思い込みが無くなってからは、肩の力も抜けていい感じです。コミュニケーション能力には他の問題もあるので、そう簡単に全て解決ってわけにはいきませんが。
だからなのか、世間(特にメディア)で「正義」という言葉が使われると、「本気で信じてもいないことを、よく真顔で言えるな、おい」と思ってしまうんですね。ところが、どうも本気で信じている人も中には居るように感じられるときもあって、そんなときは、何故か見聞きしているこちらが暗い気持ちになってしまいます。
ともかく、僕が言いたいのは「正義」なんてものを絶対的なものだと思っていたら、ロックなんて聴いてらんねぇ、ってことです。