脚本力・演出力

ブスの瞳に恋してる』というドラマを見ていて改めて思ったのだが、テレビドラマが面白くなるための一番大事な要素は、やはり脚本だ。要するに、お話自体の面白さ。これがクリアされていれば、誰が出演していても大体楽しめる。(もちろん、面白さは見る側の好みにかなり左右されるものだが。)
で、次に重要なのが、カット割や編集を含めた演出。このドラマでいうと、ヒロイン役の村上知子は(非常に個性的で魅力的ではあるが)、台詞回しは器用とは言えない。しかし、アングルやカメラワークなどでその欠点をフォローしている。そして、むしろ彼女の印象を好ましいものにすることに成功しているのだ。
とにかく、脚本と演出がしっかりしていれば、そのドラマはまず面白いと言っていい。
まったく「何を今さら」ということなのだが、それをクリアしている作品があまりにも少ないので、たまにこういう作品に出会うと、つい何か言いたくなってしまうのだ。
まだ2回しか見ていないけど、今シーズンの連ドラの中では、かなり期待できそう。