ツールが人間の行動を決めている、という話。

最近、また更新を滞らせているわけですが、最近はTwitterに割とよく居ます。→http://twitter.com/nijuusannmiri 昨日は1日offでしたが。
さて、僕ははてなのサービスを使っているが、「はてなー」と自称するほどこれらを使いこなしている自覚に乏しい。ブックマーカーとかダイアラーとかハイカーとか自分では思ってない。ついでに言うと、「ブロガー」というのもあんまり思ってないし、ついったらーだかついったったーだかも思ってない。僕は僕でしかない。
他人からどう思われてるのかは知らない。はてなーの1人と思われてるかもしれないけれど、それはそれでしょうがないかという気がする。ま、どっちでもいい。
しかし、これらのサービスを使うときの自分というものについて考えるとき、そこに表出される自分というものはサービスごとに微妙に異なった性格を持っているように見える。別の人格と言い切ってしまえるほどの差異があるかは分からないが、キャラが変わると言えば変わっていると思う。


はてなハイクに投稿するときは、明確にネタを投下する意識でやっている。ウケを狙っている自分というものを強く意識させられる。最近は飽きてきたのでほとんど使っていないが。


はてなブックマークは、基本的には自分のメモのために使っているけれど、コメントを付けるときは明らかに他人の視線を意識している。以前、はてブを使うときの姿勢を「野次馬」だと書いたけれど、それは別にはてブを貶めたいわけでも、他のブックマーカーの人をけなしたいわけでもない。もちろん卑下でもない。まー野次馬かどうかはわりとどうでもいいのだが、100字という字数制限をかけられると、言いたい事が言い切れないということはままあるので、どうせ野次馬じゃねーかくらいに思ってた方が精神的には楽だ。言い足りなければブログに書けばいいし、実際今までもそうしてきた(全部ではないが)。
ただ、「割と手軽にある記事に対してコメントが付けられるが、100字以内の制限がある」という機能には、自分の意見なり感想なりをコンパクトにまとめなければならないという側面があって、結果、ぞんざいな物言いになったり、半端な意見表明になったりしてしまうこともよくある。ある意味で、はてブは使う人のやや暴力的な面を引き出してしまうことがあるような気がする。(だから、コメントを書くときはちょっと慎重になることはなる。)


それに対してダイアリーは、他のブログサービスでも基本的には同じだと思うのだが、字数制限がない分自由に自分の意見を書ける。ただ、僕の場合、結論が見えないままに書き出してしまうことが多いので、文章としてまとまりに欠けるものが多くなる。これも要するに僕のそういういい加減な性格の表出とは言える。あるいは逆に、シンプルに書こうとしても、些末なことが気になってそこをフォローしているうちに長文になってしまう傾向もあるので、細かい神経質な部分もあると言えばある。


Twitterは1回の投稿で140字という制限があるので、ブックマークコメントのような問題もはらんでいそうだが、実際には何度でも投稿できるので言い足りないという気分にはあまりならない。140字という制限が文章にテンポを与えている面もある。それから、なるべく1回の投稿だけでも完結しているように書きたいなとは思ってはいるので、結果箇条書きのようなスタイルになっていく。あんまり手軽に書けるので、書かなくてもいいことも書いてしまいそうにもなるけれど。なんというか、Twitterでは、わりと僕の浅はかなところが出ているんじゃないだろうか。
コミュニケーションツールとしてのTwitterはよく分からない。というか、僕はweb上でのコミュニケーションのあり方がいまだによく分かっていないのだ。ただ、無理にコミュニケーションしなくてもいいという緩さがTwitterにはあると感じているので、それは快適だ。


余談だが、オフラインというかリアルというか実生活において非コミュであることを自称されている方たちが結構いるけれど、僕から見ると、そういった人たちはweb上におけるコミュニケーションスキルが非常に高かったりする。あくまで、僕から見ると、ということであって、ご当人の自己認識はまた違ったものなのかもしれないけれど。
ま、実生活においても僕は基本的に人見知りなので、初対面の人とは打ち解けにくいのだけれども。うーん、それ以前に、新しい人間関係を築くという意味でのコミュニケーション欲求が低いのだろうか。


そんな感じで、例によって特にまとめもなくオチもなく、適当に終わろうかと思うのだが、まー、なんと言うかツールが人間の行動を決めてる部分はあるよな、絶対、ということは考えている。あくまでも、自分を基点にして考えてみると、Twitterの自分とはてブの自分とブログの自分は違うなー、という感想・印象論の類に過ぎないのだけれど。