『アメリカン・ギャングスター』のおまけ

エンド・ロールが流れ始めても、席を立ってはいけない。きちんと最後まで見て、「撃たれろ」。

『アメリカン・ギャングスター』をちょっと前に観ましたよ。 - 23mmの銃口から飛び出す弾丸は

2008年02月27日 nijuusannmiri 映画 >yukiさん、あー、おまけがあったんですが、もう1回見に行かなくちゃいけないほどのもんではなかったですよ。
2008年02月27日 yuki_19762 映画 エンドロールの途中で出ちゃった。なんかあったのか!

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今更な感はありますが、ちょっとだけ。
最近「アメリカンギャングスター エンドロール 意味」とかで検索してくる人がちらほらいるのですが、エンドロールの後にほんの1・2秒流れるおまけ映像にどんな意味があるのか知りたい、ってことなんでしょうか?
yukiさんは残念ながら、見逃してしまわれたそうですが、僕もブコメに書いたとおり、あえて、その映像を見るためだけにもう一度見に行くほどのものではないと思います。



で、ここから先は、ネタばれとかが嫌いな人はご注意を。






そのおまけ映像がどんなだったかと言うと、「正体不明の何者か(ギャングの刺客?)が、上半身のアップで映され、その人物が銃口をカメラに向けるやいなや、発砲して、銃声が鳴り響き、暗転する」というもの。ただそれだけ。2秒もなかった気がする。
それがどんな意味があるのか?
分からないと言えば分らないし、そもそも意味を探り出すのも無粋なように感じますが、まぁ、普通に考えれば、「銃で撃たれる」体験を観客に与えようとしている、といったところが妥当な気がしますね。
映画を見ていると、やはり、主役級に目が行ってしまうわけで、そうすると自然と、観客は「撃たれる側」より「撃つ側」の視点に立ってしまいがちです。それを、何の前触れもなく、カメラを通して、観客に向かって発砲する、ちょっと子供だまし的で強引ではあるけれど、ショッキングな映像を最後の最後に挿入することで、「撃たれる」ってこんな感じなんだぜ、いきなりやって来て一瞬で終わってしまうんだ、ということを無理矢理分からせようとしている、と。
そんなところじゃないでしょうか。