最近聴いた音楽とか
2007年に入ってから聴いた新作アルバムが10枚に満たない、という状態は数年前の僕を知っている人からすると、とても信じられないんじゃないかなぁ。そのころは1ヶ月に10枚とかが普通だったし。
まぁ、それはともかく。
- アーティスト: マニック・ストリート・プリーチャーズ,ニーナ・パーション
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
- 発売日: 2007/05/23
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
それにしても、“あの”MANICSがジョン・レノンの曲をカバーする日が来るなんて、91〜92年頃には想像もつかなかったよね。それがどういう意味か分からない人は、彼らの“MOTOWN JUNK”って曲の歌詞を調べてみたらいい、と思います。
- アーティスト: THA BLUE HERB
- 出版社/メーカー: THA BLUE HERB RECORDINGS
- 発売日: 2007/05/23
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 105回
- この商品を含むブログ (81件) を見る
- アーティスト: 100s
- 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング
- 発売日: 2007/05/16
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 20回
- この商品を含むブログ (211件) を見る
最近の100s名義の作品は、ソロ時代とはやっぱり全然違うのだけれど、前作では肩に力が入りすぎかなとも思えた部分が、今作では大分解消されている。すごくシンプルになってきていい感じ。全作詞作曲も中村君個人の名義でそれもいい傾向かな、と。
まぁ、バンドもいいけど、ソロでやってたころの濃密すぎて吐いてしまいそうなほど美しい曲*2というのも、そろそろ作ってくれないかな、とも思ってしまうのは性質の悪いファンの無いものねだりなんだろう。
- アーティスト: Mr.Children
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 2007/03/14
- メディア: CD
- 購入: 3人 クリック: 188回
- この商品を含むブログ (468件) を見る
“あんまり覚えてないや”って曲がすごくいい。落としたかったあの娘との昨夜の情事も、眠る直前に振ってきた奇跡のメロディーも「覚えてないや」で済ましてしまって(一応「もったいない」とか言ってるけど、全然本気で思ってない)、でも肝心なことは(両親との思い出とか)「ちゃんと覚えてるんだ」なんてズルイよなぁ。ある意味で、この人も天才なんだと思う。
- アーティスト: Nine Inch Nails
- 出版社/メーカー: Interscope Records
- 発売日: 2007/04/17
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 11回
- この商品を含むブログ (48件) を見る
純粋に音楽としてはどうなのか。かっこいいし、気分的に盛り上がる瞬間も確かにあるけれど、大傑作ってほどではないかな。でも、久々に“Survivalism”みたいなゴリゴリした手触りの曲を聴けるのは、素直に嬉しい。聴いていて内面に入り込んでいって閉塞してしまう印象の過去のアルバムと比べると、風通しがよく感じられるので、そこがもの足りないっちゃ物足りないが、そこがいいような気もする。
*1:『あのバカは荒野を目指す』という作品。手に入りやすそうなところで『箱舟はいっぱい (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉)』(中公文庫)に収録されている。