僕が、id:ululunさんに期待していること。

こちらを読んで。→『煩悩是道場 - id:ululunは釣り師を期待されているのか』
僕は、finalventさんやp_shirokumaさんがどう考えていらっしゃるのかは分かりません。なので、僕が思っていることだけを書きます。ひょっとしたら、不愉快に思われるかもしれませんが。
まず、僕は「釣り師としてのululun」を期待していませんし、ululunさんを「釣り師」であるとも認識していません、ということはあらかじめ書いておきます。


僕は、ululunさんの書かれる記事を、かなり面白がって読んでいます。(全てとは言いません。)でも、その面白さは一つのものではありません。内容が面白いものは、もちろんそのまま面白いし、実は内容が面白くないもの・異論があるものであっても、面白いのです。
それは、「文体」が面白いからだ、と言い切れれば話が早いのですが、それだけでもないようです。ここら辺は、僕の言葉ではまだ上手く言えない部分なのですが、そして、たぶんfinalventさんはかなり上手く言えていたのではないか、という気もするのですが、その言葉を借りれば「一つの忠実な生き方」ということなのかもしれません。
失礼を承知の上で、また、批判する意図はないことを断った上でさらに言うと、ululunさんが明らかにネタであることを意識して書かれたエントリで、そのネタ自体はさほど面白くはないと感じられたとしても、僕はそれを「面白い」と思っていたりします。それは、メタ的に見て面白いとか、「またこいつ変なこと言ってら」というululunさん言うところの「斜め上目線」で見ているとかそういうことではなくて、おそらく「一つの忠実な生き方」の匂いを嗅ぎ取っているからなんじゃないかと考えます。しかも、その匂いは、他の人にはけっして出せない類のものなのです。
そして、僕はそういう言葉にしがたい「何か」に対して、わりと好感を抱いているのですが、そうではない人も居るようです。そういう人には、その「何か」は、イライラさせられる、不快なものなのかもしれません。それは、WEB上だけでなく、実生活でもそこかしこに見受けられる事です。(そりが合わない、ってやつ。)でも、イライラさせられると分かっていても、つい目を向けてしまう「何か」でもあるわけです。
身もふたもない言い方をしてしまえば、「あなたは『天然』なの。その天然ゆえに、人から好かれるのだし、また憎まれるの」ということになってしまうのですが、だいたい自分が天然であるかどうかなんて、自覚できるはずがありません。僕も、人からよく「おまえは天然だな」と指摘されるのですが、ピンときたことがありません。ピンとくるようなものは、それは天然ではなくて「計算」です。だから、そこの部分で、ululunさんと、それ以外の人(少なくとも僕)との間に、イメージのズレが生じてしまうのではないでしょうか。
このイメージのズレを克服するのは、ちょっと難しそうです。僕は、そのズレさえ、無責任にも「面白いなぁ」と思ってしまうのですが、これがululunさんにとっては苦痛である、ということかもしれません。
ここで、僕は「天然」という言葉を使ってしまいましたが、その言葉が喚起してしまうであろう負のイメージは、ひとまず忘れて下さい。本当は、もっと別の言い方ができるはずなんです。僕が思いつかないだけで。
あと、ululunさんを釣り師と思っている人は、「天然」ではなくて「計算」だろう、と考えているのかもしれませんが、僕はその考えを支持しません。


ここから先が、僕がululunさんに期待することです。もちろん単なる「期待」に過ぎないので、ululunさんにはそれに応える義務もなければ、プレッシャーを感じる必要はありません。

  • 今までどおり、好きなように書いてください。

これだけです。
そして、これは「期待」までもいかない、そうなればいいな、という程度の淡いものですが、何らかの批判なり罵倒なりされたときに「わかろうと思ってくれる人しか、わかりはしないだろう」というスタンスでもいいので、何らかのリアクションを読みたいな、と思います。批判やら罵倒やらをしてきた人には、分かってもらえないかもしれないけれど、それは、批判や罵倒をしない人も読むのだから。