結婚は、つまるところ「紙切れ1枚」のこと。ただし、紙切れ1枚の「価値」をどう思うかはあなた次第。

なんか、結婚問題が旬のネタですか。
この話題って、なかなか微妙な問題であるだけに、多くの人を引き付けてしまうものなんですかね。特に、既婚者は、この話題には言及しなきゃ、って気についなってしまうのかな?とか。
で、例によって、僕も釣られてしまおうかな、と。
僕の考えは、タイトルに書いたとおりです。だって、結婚って難しく考えたところで、役所に紙切れ1枚*1提出したら、それで成立じゃないですか。それ以外に、これをしなくちゃ結婚とは認められない、ってことは無いんですよ。(一応「同居の義務」とか「扶養の義務」とかもありますけど、それは結婚後に問題になることなんで、紙切れ1枚で結婚できるのは間違いない。)
だから、結局この「紙切れ1枚」をどう思うのか、という話なんだと思うわけです。「空気より軽い」と考えても、「鉄よりも、鉛よりも(ひょっとしたら地球よりも?宇宙よりも?)重い」と考えても別に構わないし、それをすごくロマンチックに考えても、はたまた実利一本やりで考えても、それはその人次第ってことで、まぁ、自由にしてください、と。
ただね、1人で出来るもんではないのも、やっぱり確かなことなので。事前に、その「紙切れ1枚」についての認識がどういうものか、お互いによく確認するのは重要ですよね。許容の範囲内のずれなのかどうかとか、そうでなければすり合わせておくとか、そういうこと。その辺の認識が大体一致してないと、結婚しちゃってからがつらいだろうな、お互い、とは思いますね。
結論めいたことを言うなら、重く見ようが軽く見ようが、「紙切れ1枚」のことなんだから、絶対しなくちゃいけないってこともないし、したからといってどうこう言うことでもないよな、と。
個人的には、「紙切れ」が無くたって、相手を思う気持ちと守る覚悟はもうあるから別に構わないや、と思ってたけど、相手が「紙切れ」にもこだわりたい、という人だったのでしました、って感じかな。


ところで、考えてみると、人間関係というのは様々な形態があるけれど、紙切れというか「契約」が介在する関係というのは、(仕事関係とか商売相手というのを除くと)夫婦以外はあんまり無いですね。親子とかも「紙切れ(=戸籍)」が重要にはなる関係ですが、「契約」というよりは、単に「記載」された関係、という気がする。あ、養子縁組は「契約」かな。
でも、友人とか恋人とか、まぁ、他のいろんな関係って、そこに「契約」が介在することって、まず無いですよね。*2そういう意味で、夫婦って少し特殊な関係ではあるよな、なんて思います。
いや、それ以上のオチも何もないんですけど。

*1:婚姻届以外にも、戸籍謄(抄)本とか必要な場合もあるので、その場合は紙切れ2〜3枚、ってことになりますね。

*2:「愛人契約」ってのが頭に浮かんだけれど、それは普通の意味での「契約」とは違うような気が。