そういえば『サイレントヒル』を観ましたよ。

久々の映画館。
事前に何の予備知識も無く観ました。というか、もともと『パイレーツ・オブ・カリビアン』の2作目を観ようと思ってシネコンに行った*1のですが、なんか微妙に上映時間が僕の都合と合わないし人がやけに多いしでやめて、他の作品を観ようとなって、劇場に飾られたポスターだけを手掛かりに観るものを決めたのです。
だから、監督がクリストフ・ガンズで、この人はたしか『ジェボーダンの獣』の監督さんだったはずということだけは知っていたけれど(でも、観てないんだよね、『ジェボーダンの獣』)、出演者が誰かとか、どんな内容なのかとかさっぱり分からないまま観たんですよ。
で、観る前は心理サスペンスっつーかサイコスリラー物かな?って思ってたのですが、全然違ってて、ゴシックホラーだったんですね、これが。SFとかファンタジーっぽい要素や、ちょっとしたアクションシーンもありますけど。
それで、感想としては、なかなか面白いじゃん、1800円くらいの入場料分のもとは取ったかな、といった感じ。そこそこ怖かったし、ストーリー展開も飽きさせないし。ただ、クリーチャーは好みが分かれるかなぁ。僕は結構好きでしたけど。
しかし、アメリカ映画って宗教がらみのネタが好きだねぇ、とか思ってたら、この映画って日本のテレビゲームが原作だったのですね。エンドロールの最後の方にKONAMIって出てくるまで気付きませんでした。スタッフの名前にやたらと日本人名が出てくるので、「日本人もハリウッドで頑張ってる人が増えてきたんだな」と思ってたんですけどね。
あと少し気になったのは、映画の終盤で物語の真相の種明かしをしてしまっているところ。ちょっと、一から十まで説明しすぎじゃないの、と。まぁ、そうは言ってもハリウッド映画だし、このくらい親切に説明しないとお客さんに受け入れてもらえない、という判断なんでしょうね。(でも、後でパンフを読んだら、「物語の解釈は観客に委ねられている」みたいなことが書いてあって、「えー、そうなの? 全然委ねられてないじゃん。あんなに丁寧に説明されても、まだ分からない人が居るの?」と思いました。)
この映画がどの程度ヒットしてるのか分かりませんが、一応“全米No.1ヒット”らしいので、多分続編が作られると思います。それにはちょっと期待。


(追記)

書き忘れてたんですが、この映画で何が素晴らしいかったって、子役のジョデル・フェルランドが素晴らしかった。物語の鍵を握る少女という重要な役柄なんですが、演技・ルックス申し分無し。全然似てないんだけど、『レオン』のナタリー・ポートマンを思い出しちゃいました、なぜか。

*1:1作目はかなり笑える、面白い映画でした。