エウリアンなんて言葉があるんですね。

Wikipediaにも載ってますね。
そーいや、何年か前(まだ結婚するずっと前)に実家の近所のスーパーで、某画廊が(ラッセンかなんかの)企画展というか展示即売会をやってて、もう「スーパーで」ってところからしてどんな画廊なのか想像がつきそうなもんですが、しかし、当時の僕は全然そんなこと知らなくて、そのスーパーの中の本屋かCD屋に暇つぶしに行こうとしてただけなのに、そのとき声をかけてきた呼び込みの女の子が結構可愛かったもんだから、ほいほい付いていっちゃったのでした。
それで、そのときは何にも買わされそうにはならなくて、でも、よせばいいのに「ラッセンは嫌いだけど、絵画そのものは結構好き」などと余計なことをつい口走ってしまい、しかも、電話番号をなぜか書かされてしまったもんだから(あれは確か、「お好きそうな企画展などがあったら、お知らせしますから」とかなんとか言われたんだった)、案の定その後1週間もするかしないかのうちに(一応「企画展」の案内の)電話が掛かってきました。
まぁ、僕としては本当は絵なんてどうでもよくて可愛い女の子とお友達になりたかっただけなのですが(←こら)、絵に興味があるふりをして(←こらこら)、のこのことその画廊に出かけていったのでした。
で、実際その店の中に入ってからは、もうWikipediaの説明そのまんまで、違うのは「選んだ絵の担当者と称するエウリアンと交代する」というところが、僕の場合は「なんかその店のちょっと偉そうな人(ホスト風)が出てきて、二人がかりで(絵を買うように)説得する」というふうだった、というところぐらい。あ、脅迫まがいのことはなかったです、念のため。
とはいえ、先方の話術はほんとすごくて、かなり心が揺れましたが、結局フリーター(当時)が何十万円もする絵なんか買ってどうするよ?」という理性が勝って購入しませんでした。が、ということは、定職に就いてて収入に余裕が多少なりともあれば買っていたかもしれないわけで、いやぁ、金がなくてよかったよかった(←なんか違う)。
唯一の心残りは、可愛い女の子とお友達になれなかったことですが(←こらこらこら!)、絵を買っても買わなくても、どうせ彼女と僕はお友達にはなれない運命(と書いて「さだめ」と読む)であったのは明らかなので、どうしようもないですね。って、当たり前か。


いや、絵は本当に好きなんですよ。でも、僕は、自分で所有しなくても、美術館で見られればそれで満足なタイプなんですよね。(つまり、普通の人、ってことか。)