切ないっつかバカ?(俺が)

こちらを読んで→『携帯物語 - wHite_caKe』

半年前に買ったばかりの携帯を紛失した私が、泣く泣く新しい携帯を購入したときの話です。

いやー、相変わらず面白くて素敵です。

ってなんで携帯使って切なくならなきゃならんのだ! おかしい。

いや、切ないですよ。自分の過去の思い出をちょっと思い出しました。
シロイさんは体調不良・天候不良などが原因で携帯をなくされたそうですが、僕の場合は紛失したのはバッグ丸ごと。原因は…、酒。
学生の頃から結構お酒が好きで、というか飲み会が好きで。呑んでも顔にあんまり出ないたちだったので、周りからは強い方だと思われてて、自分でも「ビールくらいじゃ酔えないな」と思ってたくらいなんですが。
あれは26歳ぐらいだったか、とある飲み会で相当な量のアルコールを摂取したのですが(具体的な量は覚えてない。たぶん、ビールをジョッキで2〜3杯飲んだ後に、日本酒をかなり飲んだんだとは思うんですが。あ、あとやたらと濃いウィスキーの水割りも飲んだというか、飲まされたかも)、途中から記憶がない。店を出るところまではかろうじて覚えていますが、どうやって家にたどり着いたかが定かではありません。
と、ここまでならよくある話。翌朝、目が覚めたときにバッグがなくなっていた、というのも、まぁ、ない話ではないか、と。おそらく電車に乗って帰宅したはずと、最寄の駅に問い合わせ、すぐには出てきそうにないとわかったところでバッグに入っていたキャッシュカード類をあわてて止め、警察にも紛失届を出し、というあたりも対応としては普通ですね。(幸い、携帯電話と財布はズボンのポケットに突っ込んでいたので、なくさずに済みましたが。)
このとき、個人的に一番痛かったのが、バッグの中に「読みかけの本」が入っていたこと。しかも、まだ冒頭のほんの数ページしか読んでいなかったもの。しかも、高い(値段が)。
これです↓

驚異の発明家(エンヂニア)の形見函 (海外文学セレクション)

驚異の発明家(エンヂニア)の形見函 (海外文学セレクション)

今見たら、定価が3,990円だったんだな。えぇ、買いましたよ、もう一度。全く同じ本を。今なら文庫版が出てますが、東京創元社の本なんて、いつになったら文庫化されるか分からないじゃないですか。
しかし、この本は今現在もまだ「読みかけ」です。判型が普通の四六判よりもでかくて重いので、持ち歩いて電車の中で読んだりしにくいってのもあるんですが。それでも、なくしたときは頑張って持ち歩いていたんだな…。いや、面白い本だとは思いますよ、まだ読み終わってないけど。
で、同じ本を2度買うというのもなかなか切ない経験ではありますが、「バカ」というのは、同じことをもう一度やったこと
前回紛失したときに、新しいバッグを買い直していて、それはそれでお気に入りの物になっていたのですが、例によって飲み会の翌日になくなっていた、と。さすがに恥ずかしかったので、前に買った店にもう一度行って、全く同じ物を買い直しました。1点物とかじゃなくて良かった(←良くない)。
同じ本を2度買うというのも、もう一度やりました。今度は文庫本だったので、金銭的には大分助かりましたが(助かってない)。


そうそう、昨年末、友人のバンドのライブに行ったときに、そのバンドのメンバーの奥さんと別のメンバーの彼女さんと雑談していてこの話題が出まして、その奥さんは「あー、あるある。よくある」と同調してくれました。さすが(何が)。彼女さんは呆れてましたね、やっぱり。


最近は深酒はしていません。当たり前だ。