あー、気が重い…

本当ははてブへのレスなんかせずに、はてなハイクのネタでも考えてた方が、精神的にはよほど健全だとは思うけれど、しょうがない。半分以上は自分でまいた種のせいだろうし。
前回の記事→表現/言論の自由とか、そんな大げさなことではなくてさ。
その記事へのブクマページ→http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/nijuusannmiri/20071219/1198052004
以下、ブクマコメントの引用とレスです。

2007年12月21日 kanimaster hashigotan 情緒の欠落した「この程度のもの」という表現には反吐が出る。

あの、正直に書きますけど、このコメントはかなりのショックでした。僕自身に対して「情緒の欠落した人間だな」と言われたような気がして。よく読んでみると、そこまでは書かれてないですけど。「あー、こういうことを書かれると(俺は)ショックを受けるんだな。自分がコメントを付けるときは、こういうことは書かないようにしよう」と思いました。別に皮肉じゃないです。こういうことを書かれること自体は、僕にも責任があるでしょうから。
id:kanimasterさんは前の記事について不快に思われたようで、その点は申し訳ないです。しかし、「反吐が出る」ほど不快に思われた理由が今ひとつ分かりません。「情緒が欠落した」とはどういうことなんでしょうか?
hashigotanさんのお書きになった渾身のエントリに対して「この程度のもの」と矮小化するような書き方をしたのが、書き手の思いを汲み取れないような情緒に欠けた表現だ、ということですか。それとも、「子連れの女」に対して殺意を抱いたことを表明するような反社会的な言動に対して、「いや、それぐらい言ってもいいんじゃね」と容認するような姿勢を指しているのですか。
あぁ、ここでも「それぐらい」と書いてしまいましたが、殺意について書くこと自体が良いか悪いかは別にして「大ごと」(←他に上手い表現が見つかりませんでした。何か他に言いようがあるかもしれませんが。)なんだから、そのように軽く言うな、ということなんでしょうか。もしそうなら、それはそれで理解できる気がします。僕は軽く言ったつもりも情緒を欠落させたつもりもありませんが、反省すべき点がないとも思いませんので、そこは謙虚に受け止めたいと思います。ただ、「この程度のもの」というのは、僕のオリジナルな表現ではなくて、id:fromdusktildawnさんのブクマのコメントの引用なので、今さら表現の手直しなどはしにくいですが。たぶん、kanimasterさんも些末な表現の問題ではなくて、全体の文意からそう感じられたのでしょうから、小手先で表現をいじってもしょうがない気もします。究極的には、見解の相違ということになりそうにも思えますし。

2007年12月20日 Chaborin 生活 「いろいろ言っている方たちは、何か専門的な知識なり経験なりの裏付けがあって発言されているんでしょうか?」はい。

そうですか。分かりました。それでも、WEB上の文章からだけで判断するのは難しいような気もしますが、それは僕に専門的な知識がないのでそのように思えるだけなのかもしれません。いずれにせよ、僕がこれ以上とやかく言うことではありませんね。

2007年12月20日 tsukitaro 通報の自由は?

もちろんあるでしょう。僕は「これは通報するに値しない」と判断しましたが、そう思わなければ、そのようになさればいいだけです。

2007年12月20日 Vr6ubqg 厳密にやられたら、調子に乗ってると僕も通報されそうだとか思ったので、燃える言葉を使わないに越したことはないのだな、とは思った。

そうかもしれません。処世術と言うとちょっと違うかもしれませんが、自己防衛策としてはそういう考え方はアリだと思います。でも、そういう言葉をあえて使いたいときもありますよね。まぁ、覚悟の問題にしちゃうといけないような気もしますが。どこに線を引くのかは自分で決めないといけませんが、ジャッジするのは自分以外の人ですから。

2007年12月20日 penkun はてな, ブログ 仮に小説だったとするとどこまで書いていいのかが気になる。(「これは小説です」っていう実話はどうなる?)

これも見解が分かれそうな問題ですが、基本的には何でもあり、じゃないでしょうか。その小説にとって必要不可欠な表現であれば。ただ、小説やフィクションの場合は内容云々よりも、作品自体の価値というか評価が問題になるような気がします。つまり、それが面白いかどうか。面白くないものはそもそも読まれません。
「「これは小説です」っていう実話」についてですが、「小説」という表現形式を選んだ時点でそれが実話かどうかは問題ではなくなって、その作品が面白いかどうかがより重要になるわけです。
しかし、前のエントリで僕が言いたかったのは、「実話のふりをしたフィクション」についてで、「実話」は真偽を問題にする人がより多い表現形式なんですよね。そこではおのずと内容が問われるわけですが、でも、そもそもの内容自体がフィクションであるなら、それへの反応の仕方も変わってくるでしょう、と。ま、これは瑣末な問題かもしれません。

2007年12月20日 tororo-imo 誤解 はてな事務局に連絡した人が来ましたよ。連絡した理由は単純。「はてな利用規約に抵触している可能性がある」それだけ。「表現の自由」を侵害する意図はありません。通報が嫌なら自分でサーバ建てて書けば良い。

なるほど。通報すること自体は、上記のように、その人の自由ではあると思います。それは「僕は通報するレベルではないと判断した」ということと矛盾しません。「はてな利用規約に抵触している可能性がある」という点についてですが、はてなの利用規約はざっと目を通しましたが、具体的にどこに抵触する可能性があるのか今一つピンときませんでした。(ただ、この手の規約にありがちな、解釈次第でどのようにでも適用できるような内容だとは思いました。)もう少し詳しく説明していただけるとありがたいとは思いますが、無理にしていただかなくても結構です。id:tororo-imoさんと僕とでは、やはり見解の相違がある、という以上の結論が導き出されるとも思えませんし、この場合重要なのは、株式会社はてながどのように判断するか、ということだけですから。
ところで、tororo-imoさんのこのコメントに関連してekkenさんが書かれたエントリも読みましたが、通報されたことがhashigotanさんにとって好都合だったという側面はひょっとしたらあるのかもしれませんが、ご本人もお書きになっている通り、それは結果的にそうなっているだけですよね。しかも、現時点ではてなのボーダーラインがそこら辺にあるというのも推測でしかないですから。
「通報が嫌なら自分でサーバ建てて書けば良い。」というのは、たしかにそのとおりです。僕の書いている文章も、はてなの規約に反していると解釈する人がいれば通報される恐れはあるし、通報する自由もあります。ただし、通報した人に対して僕が「通報するほどのことか?」という意見を表明する自由はあるし、もし仮に、株式会社はてなが今回の件で削除等の処置をしたとしたら、はてなに対し「つまんねー会社だな」と思う自由もある、というだけのことです。
あと、「表現の自由」については、そもそも前のエントリではそこまで大きな問題にする必要ないんじゃないの、というスタンスで書いていましたので、通報すること自体が自由を侵害する行為である、と考えているわけではありません。

2007年12月19日 akky20050605 web 殺人予告と殺人との差はどうですか。

えーと、殺人予告というのは、犯罪行為の予告ということで、明確にはてな利用規約に違反しますね。場合によっては、脅迫等に該当するかもしれませんし、殺人未遂に問われるかもしれません(つまり、刑事罰の対象になりうる行為かもしれません)。殺人予告と殺人の違いはもちろんあると思いますが、僕はこのように認識しています。
ですが、hashigotanさんの例のエントリは別に「殺人予告」ではありませんよね? id:akky20050605さんも、そのようなことはお考えではないと思いますが…。



というか、もう一度hashigotanさんの記事を読み返しても、僕には「殺意を抱いたけれども、それを必死に押しとどめた」ということ以上の、何か犯罪性や反社会性を感じさせるようなことは読み取れないのですが。しかも、結論は「せめて他人に迷惑をかけない努力はして欲しいな…」ですよ?
これは、僕の感覚の方がおかしいんですか。そうですか。
そりゃ、殺意なんて抱かずに済めばその方がいいでしょうし、それが治療なりなんなりで解消できるものなら、それを勧めるのも思いやりかもしれません。だけど、生きていれば、そのような感情を持ってしまうこともあるでしょうし、それを外に向かって表現できるツールや場があれば、どうしてもそれをしないではいられないことだってあるんじゃないでしょうか。僕にはありますよ、そういうことが。というか、ありましたよ。以前に、大分オブラートに包んだ表現ではあるけれど、そういうことを書いたような気がします。その時は、通報云々なんて考えもしなかったけれど、考えてみればそれも解釈次第でははてな規約違反かもしれません。
もちろん、本当に殺しちゃいけないですよ。当たり前だ、そんなことは。
でも、「殺したいと思った」と書くのは、そんなにいけないことですか。わざわざ別のサーバーを用意して書かなくてはならないようなことなんですか。そうだとしたら、僕にとっては、やっぱり魅力半減ですよ。