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最近聴いた音楽とか

音楽生活

2007年に入ってから聴いた新作アルバムが10枚に満たない、という状態は数年前の僕を知っている人からすると、とても信じられないんじゃないかなぁ。そのころは1ヶ月に10枚とかが普通だったし。
まぁ、それはともかく。

MANIC STREET PREACHERSとは、もう随分長い付き合いになるな。このアルバムはここ何枚かの内で一番いい出来かも。でもね、MANICSに楽しいロックアルバムなんて求めちゃいないんだよ、俺は。いや、今のところ楽しく聴いてるけどさ。
それにしても、“あの”MANICSがジョン・レノンの曲をカバーする日が来るなんて、91〜92年頃には想像もつかなかったよね。それがどういう意味か分からない人は、彼らの“MOTOWN JUNK”って曲の歌詞を調べてみたらいい、と思います。

LIFE STORY

LIFE STORY

やっぱりね、僕が好きな日本語のヒップホップはこの人たちだけですよ。これから時間をかけてじっくり聴いていきます。前の『SELL OUR SOUL』ってアルバムを初めて聴いた時は、他の音楽を一切聴けなくなるという症状が出てしまったほどはまったけれど、今回はそれほどでもないかな。でも、それは僕という人間が変わったせいかもしれないし、物事にはすべてよいタイミングというものがあって、それが前作の時には僕に訪れて、今回はたまたまそういう時機じゃなかったというだけのことかもしれない。誰かにとって、人生を変える一枚になっても全く不思議ではない、そういう作品。

ALL!!!!!! (DVD付)

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なんだかんだ言って中村一義が作った曲の中で、一番好きな曲は“犬と猫”なんだよね。あれは、藤子・F・不二雄のSF短編*1からインスパイアされたって本人も言ってたけど、それを知ってすごく腑に落ちたことを覚えてる。僕も大好きな話だったんだ。
最近の100s名義の作品は、ソロ時代とはやっぱり全然違うのだけれど、前作では肩に力が入りすぎかなとも思えた部分が、今作では大分解消されている。すごくシンプルになってきていい感じ。全作詞作曲も中村君個人の名義でそれもいい傾向かな、と。
まぁ、バンドもいいけど、ソロでやってたころの濃密すぎて吐いてしまいそうなほど美しい曲*2というのも、そろそろ作ってくれないかな、とも思ってしまうのは性質の悪いファンの無いものねだりなんだろう。

HOME(通常盤)

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ちと前の作品だけど。このバンドは、最近は音楽的な冒険を全くやってないよね。しなくていいんだけど。それにしても桜井和寿って人は、すげー面倒くさいと思うんだけど、毎回きちんと自分に向き合う作業をしていて、それはすごく立派なことだと思う。その点は尊敬しています。
“あんまり覚えてないや”って曲がすごくいい。落としたかったあの娘との昨夜の情事も、眠る直前に振ってきた奇跡のメロディーも「覚えてないや」で済ましてしまって(一応「もったいない」とか言ってるけど、全然本気で思ってない)、でも肝心なことは(両親との思い出とか)「ちゃんと覚えてるんだ」なんてズルイよなぁ。ある意味で、この人も天才なんだと思う。

Year Zero

Year Zero

このトレント・レズナーって人が、「社会」とか「政治」に目を向けた作品を作るってこと自体が信じがたいのだけど、どうも本当らしい。で、この作品にまつわるWEB上を含めたいろいろな展開に、僕は全く乗れていない。別にどうでもいいや、って気がしてしまう。
純粋に音楽としてはどうなのか。かっこいいし、気分的に盛り上がる瞬間も確かにあるけれど、大傑作ってほどではないかな。でも、久々に“Survivalism”みたいなゴリゴリした手触りの曲を聴けるのは、素直に嬉しい。聴いていて内面に入り込んでいって閉塞してしまう印象の過去のアルバムと比べると、風通しがよく感じられるので、そこがもの足りないっちゃ物足りないが、そこがいいような気もする。

*1:『あのバカは荒野を目指す』という作品。手に入りやすそうなところで『箱舟はいっぱい (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉)』(中公文庫)に収録されている。

*2:“永遠なるもの”、“ゲルニカ”、その他にも何曲も。