自分の中の「差別する心」と向き合うための1曲
BLANKEY JET CITYの“ディズニーランドへ”から引用。↓
…つい思い余って、全文引用してしまいましたが、この曲は歌詞の一部を取り出しても意味がないので。えーと、だから、見逃してください。(繰り返しのフレーズが、1回目と2回目では意味が全く違うのは分かりますよね?)
間違えてはいけないな、と思うのは、この曲は決して「差別を糾弾する歌」ではない、ということ。この曲を作った浅井健一という人は、すごく優しい人なので、ひょっとしたら「差別を糾弾したい」という気持ちを持っていたかもしれないけれど、幸か不幸か(僕は“幸”だと思いますが)この曲はそういうものにはなっていない。
「差別する心」を肯定してはいないが、否定してもいない。その「心」が確かに存在することを示しているだけ。(罪悪感はあるかもしれないが。)
そもそも、自分の中にある感情を否定することなんてできるのだろうか。できたとしても、何か意味があるだろうか。
僕は「差別」を否定する。そんなものはさっさと無くさないといけない、と思ってる。だけど、それは、自分自身の中に存在する、どうしても存在してしまう「差別する心・意識・感情」から目を逸らしていて、達成できるものなんだろうか。
ベンジー(浅井健一の愛称)の歌は、僕の心に突き刺さる。僕の心の中にある、他者への蔑みや見下す感情を暴き出す。僕の中の「差別する心」をあぶり出す。僕の偽善をえぐり出す。
できれば、目を逸らしていたかった。そんな自分の醜さには気付きたくなかった。
でも、僕は気付いてしまった。
気付いてしまった以上は、もう、それを受け入れてしまった方がいい。
もう、それを前提にして考えた方がいい。
目を逸らさずに、向き合って、よく考えるんだ。その「心」がどこから来ているのか。
その「心」はどうにもならないかもしれない。骨の髄まで染み込んでしまっていて、今更変えようがないかもしれない。
でも、ひょっとしたら、どうにかできるかもしれない。何かを変えられるかもしれない。その「心」と向き合えれば。
この曲はこのアルバムに入っています。↓
- アーティスト: BLANKEY JET CITY,浅井健一,土屋昌巳
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 1992/01/22
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(2016/1/16追記)はてな(というかJASRAC)から削除要請があったので、引用していた歌詞を削除して、外部の歌詞サイトへのリンクに変更しました。詳しくはこちら。→ はてな(というかJASRAC)から、引用した歌詞の削除要請がありました。 - 23mmの銃口から飛び出す弾丸は