どうでもいいことばかりだ。でも、どうでもよくない。

これが今年最後の更新です、多分。
さて、目に見えて更新頻度が下がってきている当ブログですが、なんつーか、「忙しい」とか「ネタがない」とか、そういう問題じゃないですね、どうも。なんだろう、「書きたい気持ち」が小さくなってきた、というわけでもないように思います。うーん、よく分かりません。


最近WEB上をいろいろ見ていて(具体的にはRSSリーダーに登録しているサイトで取り上げられた話題を眺めていて)、それに対し「あー、別にどうでもいいことじゃないか、どっちでも」と感じることが多くなってきたような気がするんですよね。ちょっと前なら、「えー。おれはこう思うんだけど…」となって、それがブログを書く動機付けになってたように思うのですが、「どうでもいい」だと、本当にどうでもいいので何も書かない。ブログどころかブクマもしない。ま、当然と言えば当然。
でも、「どうでもいい」と思うことばかり、というのはすごく問題だと思うのですね。個人的に。僕の中で。


「諦めたくない」というのは、僕が(現実を)生きていくための一つの指針になっているのですね。(「何を」諦めたくないのか、ということはちょっと脇に置いときます。)ところが、「どうでもいい」という言葉で物事を処理してしまうことは、「諦める」という行為にひどく似てしまうときがあると思うんです。もちろん、生きていると諦めたくなくても諦めるしかないことはたくさんあるわけで、というか、ほとんど全ての物事は諦めざるを得ない、とすら言えてしまうくらいなんですが、だったら、なおさら自分からは諦めたくない。
いや、本当に「どうでもいいこと・つまらないこと」というのは存在しているので、そういうものを無視するのは、ちっとも「諦め」なんかじゃありませんけど。
ただ、心のあり方の問題として、僕の内部で「このままじゃダメだぞ」という声が発せられる瞬間がある、というだけのことなんでしょう。


言葉遊びになるかもしれませんが、「どうでもいい(かもしれない)こと」を「どうでもよくねーよ!」って、書き綴っていくものが「ブログ」なのかもしれませんね。


何年か前にバンドをやってたときに、「“絶望”はあっても“諦め”は無い。“怒り”はあっても“憎しみ”は無い」音楽をやりたい、って思ってたんですが、音楽はやめてしまったけれど、自分から何かを発するときはそういうふうにしたい、って今でも思ってます。


2007年は、「どうでもいいこと」をなるべく少なくする方向で頑張りたいものです。
良いお年を。