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そういえば、『十七歳の地図』にはこんなフレーズがあります。

街角では少女が自分を売りながら
あぶく銭のために何でもやってるけど
夢を失い 愛をもて遊ぶ あの子忘れちまった
心をいつでも輝かしていなくちゃならないってことを

ここから、尾崎豊は売春に関しては古い倫理観の持ち主で、実際に売春に手を出す少女の気持ちなんて分かっちゃいなかった、と言うのは簡単です。まぁ、そうだったのかな、という気もします。
でも、それだけではない、とも思うんです。
多分、彼は、すごく優しいだけなんだと思う。
ナイーブで、押し付けがましくて、独りよがりかもしれなくて、ちょっと迷惑な優しさかもしれませんが、それでも、優しい。その優しさには裏がない。だから余計にウザい、と言えなくもないですが。
しかし、相手を思いやる気持ちに嘘はない。この曲では逆説的な言い方をしているけれど、「そんなことをしても自分を傷つけるだけだよ」というのが真意だと思います。(自分を傷つけるのが目的なんだろうから、そんなこと言ってもダメなんだろうけど。)
あぁ、こういう男性はモテるよなぁ、と。実際、彼の周りには、いつもきれいな女の人が居たよな、と。
そんなことを、ふと思いました。