90年代(私的)ベストディスク10(洋楽編)の補足

前回の記事のうち、KORNMARILYN MANSONのアルバムは、以下の作品たちと置換可能です。


NEIL YOUNG & CRAZY HORSE『WELD』

Weld

Weld

ゴッドファーザー・オブ・グランジ”と呼ばれたニール・ヤングの、最も“グランジらしい”ライブ・アルバム。いや、これは超絶かっこいい作品ですよ! 
ところで、カート・コバーンが自殺したとき、遺書の中でこのアルバムにも収録されている“Hey Hey, My My (Into the Black)”という曲から、「錆び付くより燃え尽きたい」という歌詞を引用しているのは有名な話ですが、そんな刹那的なフレーズよりも、僕は同じ曲の中にある別のフレーズ「ロックンロールは死なない」という歌詞の方が“ニール・ヤングらしい”と感じます。いやね、「ロックは死んだ」なんて、誰でも簡単に、かっこ付けて言えるわけですよ。「死なない」と言う方が、ダサいうえに難しい。でも、それを本気で言って、成立させてしまっているニール・ヤングという人は、本当にかっこいいし、すげーおっさんだな、と思いますね。
日本盤はこちら→asin:B0000652F0



THE BOO RADLEYS『WAKE UP!』

ウェイク・アップ

ウェイク・アップ

カラフルでポップなギターロック作品、とでも言えばいいのかな? ビートルズ直系のいかにもUKっぽい音楽。でも、このアルバムを聴いて、僕は本当に救われたんですよ。それはもう、極々個人的な問題なんですが。音楽に救われる、そんなことが本当にありうるんだ、ってことが実感できた瞬間でした。ぶっちゃけると、失恋して自分的には「もうダメ、死にたい。でも、死ぬのは怖い。でも、何にもやる気が起きない」とか思ってた(軽い鬱状態の)ときに、このアルバムを友達に借りて聴いて、いや、その友達は僕がそういう状態だったとは全然知らなくて、ただちょっといいCDがあるぜ、って感じで貸してくれたのですが、なぜかこれが僕の心の隙間に(良い意味で)がっちりはまって(というか、まぁ、感動して)、それからしばらくヘビーローテーションだった、ということで。で、本当にこの作品に出会ってなかったら、その後の人生は大分変わってたろうな、と思う。これを聴いたおかげで、外に出られるようになりました。マジで。
今、これを聴くと、そんなちょっとイタイ思い出がよみがえってきてしまうので、最近は1年に1回くらいしか聴けません(苦笑)。あと、この人たちの他の作品は、(少し聴いてますけど)あんまり興味ありません(笑)。